11月15日の更新情報(記事削除)
ご指摘をいただき問題があった以下の記事を削除します(今後同記事は新たに投稿されません)。
呉音:鄭玄をじょうげん、夏候惇のかこうじゅんと読むのが呉音読み。ていげん・かこうとんは漢音読み。現代では中国人名は漢音読みされるのが普通だが、昔から日本で知名度が高い人物は呉音読みされることがある。呉音は漢音より前に日本に入ってきた漢字の読み方。馬→バ(漢音)マ(呉音)という感じ
— 偏見で語る三国志bot (@biased3594) 2016年10月30日
記事数が724になりました。
正確な情報はご指摘くださいました@Zyengioさんの以下のツイートをご確認ください。
@biased3594 まず呉音と漢音(と慣用音)についてですが,「鄭、玄、夏、侯、惇」はこの様になっています。これをみれば分かります様に,「鄭玄」を「テイゲン」と読むのは漢音と呉音が混ざったものなのです。つまり,ジョウゲンもテイゲンも,玄に関しては呉音で読んでいるわけです。 pic.twitter.com/wthsDO5Awm
— Mag462@韻図伝統 (@Zyengio) 2016年11月8日
@biased3594
— Mag462@韻図伝統 (@Zyengio) 2016年11月8日
次に夏侯惇ですが,今度は逆にカコウジュンもカコウトンも夏侯を漢音で読んでいます。ジュンは慣用音ですが,トンに関しては呉音漢音で違いはありませんので,こちらについては呉音漢音の違いでは全くないわけです。
@biased3594 次に破音字の説明をしますが,上表を見ると夏と惇の行が2つあるのが分かると思います。これらは呉音漢音の様に日本語で読みかたが違うのではなく,そもそも元の中国語の時点で読みかたが複数あったもので,この様な字を破音字や多音字といいます。
— Mag462@韻図伝統 (@Zyengio) 2016年11月8日
@biased3594
— Mag462@韻図伝統 (@Zyengio) 2016年11月8日
呉音漢音というのは単に読みかたが違うだけで意味は同じです。が,破音字については,。英語の現在形と過去形の read の様に,違う言葉を同じ字で書いているだけなので,音が違えば(ほぼ)意味も違います。
(例として破音字の「楽」のガクとラクは違う言葉です)
@biased3594
— Mag462@韻図伝統 (@Zyengio) 2016年11月8日
本題に戻りますが,「夏候惇」は昔の中国語では Ghrá Ghoutun と呼ばれていました。「夏」については日本ですと ghrá と ghrà は同じ音になります(もちろん呉音と漢音では違います)ので問題はないわけです。
@biased3594
— Mag462@韻図伝統 (@Zyengio) 2016年11月8日
しかし「惇」のついては tun と tyn で日本語でも違う音になります。正しくは tun の方ですが,それを知らないで間違えて tyn だと考えてしまうと「カコウジュン」となるわけです。
@biased3594
— Mag462@韻図伝統 (@Zyengio) 2016年11月8日
訂正:Ghrá Ghoutun → Ghrághou Tunhttps://t.co/56mH0tPf8n
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